「ママ、ぼく、フォートナイトの大会に出てみたい!」
もし、ある日突然そんなことを言われたら——
あなたは、どう答えますか?
「ゲームばかりで大丈夫?」「うちの子が出られるわけないよね…」
そんなふうに思うかもしれません。
でもいま、子どもの“好き”が才能になる時代が本当にやってきています。

フォートナイトの世界大会では、12億円もの賞金が用意されるなど、eスポーツの世界は急速に広がっています。
この記事では、2025年大会の情報や、子どもの「好き」が未来につながるヒントを、ママ・パパ目線でわかりやすくご紹介します。
わが家の体験から見えた変化

中学1年の長男も、友だちとチームを組んでオンライン大会(ランクカップ)に挑戦しはじめました。
最初は「ゲームばかりしていて大丈夫?」と心配していた私ですが、今では息子の努力や成長に驚かされる毎日です。
この記事では、2025年の最新大会情報をもとに、
- 子どもでも出られる大会ってあるの?
- eスポーツって本当に学びになるの?
- 親はどんなふうに関わればいい?

そんな疑問に、ママ目線でわかりやすくお答えしていきます。
フォートナイトの世界大会ってどんなもの?

2025年も、Epic Games主催の「フォートナイト グローバルチャンピオンシップ2025
(旧称”FNCS グローバルチャンピオンシップ”)」が大注目!
- 年間を通じてオンラインの地域大会(メジャー)が3回開催
- 成績上位者が世界大会「FNCSグローバルチャンピオンシップ」へ
- 2025年は3人1組のトリオ形式で実施
- 2025年大会の賞金総額は公式発表前ですが、
過去大会と同規模であれば約12億円(800万ドル)規模になると予想されています。!
世界決戦の舞台はフランス・リヨン!
項目 | 内容 |
---|---|
大会名(仮称) | Fortnite World Cup 2025 |
開催時期 | 2025年9月 |
開催地 | フランス・リヨン |
出場チーム数 | 世界各地域から33チーム(日本も含まれる予定) |
チーム形式 | トリオ(3人1組) |
参加方法 | 各地域の予選大会を通過する必要あり |
大会形式 | バトルロイヤル形式で戦う |
優勝トロフィー | ブレイド・オブ・チャンピオン(剣型の特別トロフィー) |
賞金 | 詳細未発表(例年通り高額の見込み) |

世界大会って聞くと遠い話に思えるけど、日本からの出場チャンスもあるんですよ
- Fortnite公式サイト(英語)
- Epic Gamesニュース(日本語)
- Epic公式サイトででハイライト最新情報も公開中!
「情報は2025年7月現在のものです。最新情報は公式サイト等でご確認ください」
小中高生でも参加できる大会が続々

日本国内では学生向けのFORTNITE(フォートナイト)大会が多数開催されています。特に高校生や中学生を対象とした大規模なeスポーツ大会が毎年実施されており、全国の学生が腕を競い合っています。
大会名 | 対象年齢・学年 | 特徴・ルール | 開催時期・賞品など |
---|---|---|---|
STAGE:0(ステージゼロ) | 高校生 | 同じ高校に通う2人1組のチーム戦。「バトルロイヤル部門」と「ゼロビルド部門」があり、全国8ブロックで予選後、全国大会へ。 | 6〜7月:ブロック予選8月 |
NASEF JAPAN全日本高校eスポーツ選手権 | 高校生 | フォートナイトを含む複数のゲームタイトルで競う全国大会。チームでの参加が基本。 | 年1回開催(時期は公式発表) |
全国都道府県対抗eスポーツ選手権 フォートナイト部門 | 小学生~高校生 | 都道府県ごとの代表選手が集まって対戦。高校生は同じ県の2人1組(デュオ)で出場。 | オンラインで予選・決勝開催 |
全国中学生e-Sports選手権(クラーク国際主催) | 中学生 | 2人1組でチームを組んで出場。予選と本選(全国大会)は会場でのオフライン対戦。 | 10月開催予定※参加には条件あり |
FORTNITE対戦会in KONAMI eスポーツ学院 | 中学生〜高校2年生 | 公式大会に出場したことがある人限定。プロ選手との対戦やコーチングも! | 8月8日開催賞品あり |

今後の大会情報やエントリー方法は、各大会の公式サイトやSNSで随時発表されます。参加を検討している場合は、定期的に最新情報をチェックしてください。

13歳以上を対象にしたキャッシュカップや、年齢問わず出られるオープン大会もあり、長男も中学に上がってすぐ大会に参加していました。

フォートナイト内の「競技」タブを開くと、公式大会のスケジュールや参加条件などをチェックできます。お子さんと一緒に確認してみるのもおすすめですよ。
フォートナイトって、ただのゲームじゃないの?

eスポーツとしてのフォートナイトには、親も驚くような「学びの要素」が詰まっています。
学びの力 | どう身につくの? |
---|---|
戦略力・チーム力 | デュオ(2人)やスクワッド(4人)などのチーム戦では、勝つための役割分担や声かけがカギに。自然と「協力する力」や「考える力」が鍛えられます。 |
継続力・自己管理 | 上達するには毎日の練習が必要。時間の使い方や反省・改善をくり返すことで、計画性や粘り強さが身についていきます。 |
英語・国際感覚 | 世界中のプレイヤーとリアルタイムで交流。簡単な英語のあいさつややりとりから、グローバルな感覚も育ちます。 |
やさしいゲーム設計 | 建築なしの「ゼロビルド」モードなど、初心者でも楽しめる工夫がたくさん。自分のペースで挑戦できるのも安心ポイントです。 |
目標をもって行動する力 | 「大会に出たい!」「ビクロイを取りたい!」という気持ちが、自然と計画立てや努力につながります。成長を感じられる瞬間も多く、子どもの自信にも◎。 |

ゲームを通して得るのは“スキル”だけじゃないです。
“人とつながる力”や“前向きに挑戦する力”も育っていきます。
ゲーム好きな子どもがフォートナイトで身につけた4つの力
勝ちたいという気持ちから始まった毎日のプレイ。
気づけばそこには、「時間を守る」「仲間と協力する」「考えて改善する」姿がありました。

「今日は○時から練習するから、それまでに宿題を終わらせる」と、
自分で時間の見通しを立てるようになりました。
部活で忙しい中でも、習い事や動画作りの時間、テスト勉強などを自分で計画して管理できるようになってきています。
- ゲームの時間を自分で決めるようになった
- 宿題や家庭学習との“順番づけ”が上手に
- 目標のためにスケジュールを意識するように

フォートナイトには、アイテム名・スキンの説明・ミッション内容などに英語が多く使われており、プレイするうちに自然と英語にふれるようになりました。
最近では、フォートナイトをきっかけにeスポーツ英会話をはじめたことで、最近はそちらにも夢中になっている様子です。ゲームで楽しく英語に触れた経験が、実生活の学びにもつながっています。
詳しくは記事にまとめています
フォートナイトから広がる英語学習のヒントや、親ができるサポート方法を詳しく紹介しています。
気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
▶ 【体験談】英語苦手な息子が夢中に!eスポーツ英会話1ヶ月で“英語苦手”を克服したリアルな記録

フォートナイトの試合では、勝つこともあれば負けることもあります。
わが子は、負けた後にただ落ち込むのではなく、「どうすれば次は勝てるだろう?」と自分で振り返って改善点を考えるようになりました。
例えば、
- 「次はもっと高い場所を取って有利に動こう」
- 「この武器の使い方を変えてみたらどうかな?」
- 「味方との連携をもっと意識してみよう」
など、具体的な戦略を自分なりに組み立てて試しています。
こうした振り返りの積み重ねが、単なるゲームの上達だけでなく、 「問題が起きたときにどう改善するか」という日常生活や学習にも役立つ思考力を育んでいるのを感じます。
・勝ち負けの結果を振り返り、何が良くて何が悪かったかを分析する
・他のプレイヤーの動きを観察し、上手な動きを取り入れようとする
・「どうすればうまくいくか?」と自分で考えるクセが自然と身につく

こうした力は、勉強やスポーツ、友達関係など様々な場面で役立つ貴重なスキルです。

トリオ(3人チーム)やスクワッド(4人チーム)でのプレイでは、味方との連携や声かけが重要です。
「ここで回復お願い!」「今こっちに敵が来た!」など、タイミングよくコミュニケーションを取る力が少しずつ育ってきました。
・自分の役割を意識しながら動くように
・チームメイトに配慮した声かけが増えた
・失敗しても責めず、励ます姿も見られるように

“好き”は子どもたちの才能が目を覚ますきっかけです。
フォートナイトがその入り口になるなら、ちょっと見方を変えて応援してみてもいいかもしれません
親として気をつけたい!4つの関わり方

親ができる!見守りのコツを4つにまとめました
- 年齢制限とルールを把握する
▶FNCSなどの公式大会は13歳以上が参加条件。小学生は観戦や練習で“準備期間”に。 - 個人情報保護とリスクを共有する
▶本名・学校名・背景など、個人情報の流出に注意。
▶親がログイン情報や公開範囲を一緒に管理することが安心につながります。 - ゲームと学習のバランスを整える
▶「宿題が終わったらOK」「夜8時まで」など家庭内ルールを一緒に決めるのがおすすめ。
▶子どもと話し合ってお互いが納得する、ルールづくりが大切です - “応援する姿勢”を忘れずに
▶「出たい」と言えるのは、前向きな挑戦の気持ち。
▶否定ではなく、「どうしたらできるか」を一緒に考える対話がカギになります。

ゲームを通じて子どもが成長する姿を見ると、応援したくなるけど、やっぱり心配もいっぱい。
だからこそ、親子で話し合いながら一緒に歩んでいけたらいいなと思います。
まとめ:eスポーツは“好き”を未来につなぐ第一歩

2025年のフォートナイト大会を見て感じるのは、ゲームが「夢」や「挑戦の場」に変わってきているということ。
私自身も、「ゲームなんて」と不安だった気持ちが、“努力する子どもの姿”を通して変化していったのを感じています。

子どもの「やってみたい」は、未来への入り口になるかもしれません。
『ゲームなんてウチは関係ない』と思っていても、子どもは意外とゲーム好きだったりします。
もし『大会に出たい!』と言われたら、『どうしたら出られるか一緒に調べてみよう!』と返してみてください。
親子でワクワクする新しい冒険が始まりますよ!