フォートナイトやマイクラなど、夢中になって遊んでいるお子さんの姿を見て、「こんなにゲームばかりしてて大丈夫かな…」と不安になること、ありますよね。

実は、eスポーツを通してタイピングやデジタル操作のスキルが自然と身につき、学力や将来にも役立つことがわかってきてるんですよ。
eスポーツとタイピングの深い関係

eスポーツにおいてタイピング力は大きな武器です。たとえば、以下の人気タイトルでは、チャットやコマンド入力を通じてタイピングスキルが自然に鍛えられます。
- フォートナイト(Fortnite)
バトルロイヤル形式のチーム戦で、チャット機能を使った戦略共有が重要。特に終盤戦では、素早く正確な情報伝達が勝敗を左右します。 - マインクラフト(Minecraft)
コマンド入力やチャットでのコミュニケーションが頻繁に発生。教育版ではプログラミング的思考も求められ、タイピング力と論理的思考力が同時に鍛えられます。 - ポケモンユナイト(Pokémon UNITE)
MOBA系のチームバトルで、素早い定型文チャットやピンを使った意思疎通が求められ、入力スピードが戦局に直結します。 - VALORANT
戦略性の高いFPS。ラウンドごとにチャットでの情報共有が必要で、瞬時の入力がチームの連携力を高めます。 - Apex Legends
テキストチャットやコマンド入力による状況報告が求められ、迅速な入力が生存率を左右します。 - Roblox
世界中のユーザーと交流しながら、チャットやコマンド入力を頻繁に行うため、タイピング力が自然と向上します。
「eスポーツは、子どもたちが楽しみながらデジタルスキルを身につける絶好の機会です。特にチャットやコマンド入力は、タイピング力を飛躍的に高める要素となります。」
ー 日本eスポーツ教育学会 代表理事・田中健一氏
タイピングスキルで宿題・レポートも効率化

今の学校では、パソコンでレポートを書いたり、ネットで調べものをしたりする機会がどんどん増えています。

実際、我が家の兄(小学生の頃)も、授業でPowerPointを使ってプレゼン資料を作る宿題が出たことがありました。
最初はタイピングに時間がかかっていたけれど、ゲームを通じてキーボードに慣れてきたことで、作業もどんどんスムーズになっています。
タイピングが速くなると、宿題やレポート作成がサクサク進んで、子どもの負担もグッと減るんです。
たとえば、タイピング速度が2倍になれば、同じ内容でも作業時間は半分に!そのぶん、自由時間が増えてゲームや他の勉強にも余裕が持てるようになります。
ICT教育にもバッチリ対応!デジタル社会を生き抜く力がつく

小学校でもパソコンやタブレットを使った授業が増え、プログラミング教育も必修化。
eスポーツを通じてキーボードやデバイス操作に慣れておけば、授業もスムーズに理解でき、自信もアップします。
文部科学省の調査(2024年)によると、「小学生のタイピング力が高いほど、ICT授業の理解度や自己効力感が高い」という結果が出ています。
タイピングが得意になると、自由時間にも余裕が出てきますよね。
そんなときは、お子さんの「ゲーム好き」を活かして始められるプログラミング学習もおすすめです。
▶︎ ゲーム好きな子にぴったり!小学生向けプログラミング教室おすすめ3選はこちら
ローマ字&英語も自然に得意に!語学学習の強い味方に

eスポーツのゲーム内では、チャットやメニューにローマ字や英語の単語がたくさん出てきます。
遊びながら自然とローマ字入力に慣れていくので、小学校で習うローマ字もスムーズに理解できるように。

我が家でも、最初はパソコンの横にローマ字表を置いて一緒に練習していました。はじめは時間がかかっていたけれど、ゲームをきっかけに少しずつ覚えていきましたよ。
また、ゲームでよく出てくる「Start」「Ready」「Level」などの英単語に毎日ふれることで、「なんとなく読める・わかる」が増えていきます。

机に向かう英語学習が苦手な子でも、「生きた英語」にふれながら楽しく学べるのは、eスポーツならではの魅力です。
集中力アップでミス減少!勉強がはかどる好循環に

タッチタイピングが身につくと、画面を見ずにスラスラ入力できるようになって、ミスも減ってストレスフリーに!
集中力もアップして、勉強や課題がスムーズに進むようになるので、お子さんのやる気にもつながります。
我が家ではまだ練習中ですが、「見ないで打てた!」という小さな成功体験が増えてきて、タイピングに自信がついてきた様子。

少しずつでも、楽しみながら練習していけるのがeスポーツの良いところです
将来のキャリアにも直結!必須スキルを楽しみながらゲット


タイピングは、将来どんな仕事に就くとしても欠かせないスキル。
就職活動の書類作成やビジネスメール、プレゼン資料など、社会に出ればパソコン操作は“あって当たり前”になります。
だからこそ、ゲームが大好きな今のうちに、eスポーツを通じて楽しくタイピングに慣れておくことは大きな強みになります。
無理に「勉強」として教えなくても、遊びながら自然と身につくのがうれしいところ。
子どもの“好き”が、将来のスキルにつながるって、ママとしてもワクワクしませんか?
タイピング特化型eスポーツタイトルにも注目


近年では、「寿司打(すしだ)」や「e-typing」といった、タイピングそのものを競うeスポーツ大会も人気です。
「寿司打(すしだ)」や「e-typing」などタイピングを競技化したeスポーツ大会について、具体的な大会名としては、以下のようなものがあります。
- e-typing主催 タイピング技能オリンピック
e-typingが定期的に開催しているオンラインのタイピング大会で、全国から参加者が集まり、スコアを競います。 - 毎日パソコン入力コンクール
これはタイピング技能を競う全国規模の大会で、学校単位や個人での参加が可能です。小学生から社会人まで幅広い層が参加し、寿司打やe-typingと同様にタイピング速度・正確性を競います。 - 全国タイピング選手権
企業や自治体が主催することもあり、寿司打やe-typingなどの人気タイピングソフトを使って実施されることが多いです。
これらの大会は、オンライン形式で開催されることが多く、特に「e-typing タイピング技能オリンピック」や「毎日パソコン入力コンクール」は、近年も継続的に実施されています。
タイピングに特化したこうしたゲームに挑戦すると、さらに実践的なスキルアップが期待できます。

ゲームでただ遊ぶだけじゃなくて、「競技として上達を目指せる」っていうのが、eスポーツのすごくいいところなんです。
ママとしても、「好きなことで頑張る姿」を応援したくなりますよね。
まとめ:eスポーツは未来を拓く「学び」のチャンス!

eスポーツは、ただの遊びじゃなくて、お子さんのタイピングスキルやデジタルリテラシー、英語力、集中力など、いろんな力を育ててくれる「学びの宝庫」なんです。

夢中になって遊びながら自然に身につくので、未来につながる力を楽しく育てられますよ。
ママも一緒に、お子さんの「好き」を応援してみませんか?
【参考文献・出典】
- 文部科学省「ICT教育の現状と展望」2024年
- 日本eスポーツ教育学会 公式サイト
- 田中健一「eスポーツと教育の新しい関係」2025年
- 各ゲーム公式サイト
- 全国タイピング選手権大会 公式サイト