子どもがマイクラをしている画面に、こんな文字が出てきたことありませんか?
/tp @p 100 64 100
「何これ、暗号?」
私は最初、まったく意味が分かりませんでした。
でも調べてみると、これはマイクラの世界を文字で動かす「コマンド」という機能。
たとえば、文字を入力するだけで、
- 夜を昼にする
- 雨を晴れにする
- 違う場所へ一瞬で移動する
- アイテムを出す
- 動物やモンスターを呼び出す
なんてことができます。
しかも子どもたちは、
「こうしたい」
↓
コマンドを入力する
↓
動かない
↓
「どこが違う?」
↓
直してもう一度やってみる
なんてことを繰り返していることも。
「マイクラばっかりしてるなぁ」と思っていたけれど、意外と考えながら遊んでいるんだなと、私はちょっと見方が変わりました。

この記事では、マイクラに詳しくない保護者の方向けに、
- マイクラのコマンドとは何か
- コマンドを使うと何ができるのか
- よく使われるコマンドの意味
- コマンドと英語・プログラミングの関係
- 「チートの実行」をONにするときの注意点
を、できるだけ簡単に紹介します。
マイクラの「コマンド」とは?
マイクラのコマンドを一言でいうと、文字を使ってマイクラの世界に命令する機能です。
難しそうに聞こえますが、仕組みは意外とシンプル。
たとえば、
/time set day
と入力すると、夜だったマイクラの世界を昼に変えられます。
timeは「時間」、setは「設定する」、dayは「昼」。
つまり、「時間を昼に設定して」とマイクラに文字で命令しているイメージです。
裏ワザや非公式の改造ではなく、マイクラにもともと用意されている機能です。
ただし、コマンドによってはワールドの設定で「チートの実行」をONにする必要があります。これについては、記事の後半で詳しく説明します。

マイクラのコマンドで何ができる?
「文字を使って命令する」と言われても、マイクラをしない親にはなかなかイメージしにくいですよね。
そこで、分かりやすいものを3つ試してみます。
① 夜を昼にする
/time set day
これを入力すると、夜だった世界を昼に変えられます。
「暗くなったから昼にしたい」——そんなときに、文字ひとつで世界の時間を変えられるんです。

② 雨を晴れにする
/weather clear
これは、天気を晴れにするコマンド。weatherは「天気」、clearは「晴れた状態にする」イメージです。
雨が降っていても、コマンドを入力すると天気を変えられます。
③ ネコを呼び出す
/summon cat
「召喚する」という意味の/summonを使えば、生き物などを呼び出すこともできます。catはそのまま「ネコ」。
英語を全部理解していなくても、「これを入力したらネコが出てくる!」と結果がすぐ分かるのが、コマンドのおもしろいところです。
マイクラでよく使われるコマンド一覧
コマンドにはたくさんの種類があります。ここでは、初めてコマンドを見る保護者にも分かりやすいものを中心にまとめました。
| コマンド例 | 何ができる? | 英語を見ると… |
|---|---|---|
/time set day | 昼にする | time=時間、day=昼 |
/time set night | 夜にする | night=夜 |
/weather clear | 晴れにする | weather=天気、clear=晴れた状態にする |
/weather rain | 雨を降らせる | rain=雨 |
/tp @p 100 64 100 | 指定した座標へ移動する | tp=teleport(テレポート) |
/give @p diamond 1 | ダイヤを1個入手する | give=与える、diamond=ダイヤ |
/gamemode creative | クリエイティブモードにする | game mode=ゲームモード、creative=創造的な |
/gamemode survival | サバイバルモードにする | survival=生き残ること |
/summon zombie | ゾンビを呼び出す | summon=呼び出す、zombie=ゾンビ |
/summon cat | ネコを呼び出す | summon=呼び出す、cat=ネコ |
/effect @p speed 30 2 | 一定時間、移動速度を上げる | effect=効果、speed=速さ |
/effect @p jump_boost 30 2 | 一定時間、ジャンプ力を上げる | jump=跳ぶ、boost=強化する |
/setworldspawn | ワールドの初期スポーン地点を設定する | set=設定する、world=世界、spawn=出現する/出現地点 |
/locate structure village | 村の場所を探す | locate=場所を見つける、village=村 |
※マイクラのエディションやバージョン、ワールドの設定によって、コマンドの入力方法や使える内容が異なる場合があります。
「@p」は、コマンドを実行した場所から最も近いプレイヤーを指定する記号です。
「100 64 100」の数字は、マイクラ世界の「座標」。
最初は全部覚えなくても、「誰を」「どこへ」「どうする」という情報が並んでいる、と考えると分かりやすいです。
こうして並べてみると、なんとなく気づきませんか?
コマンドに使われている文字の多くは、英語です。
「謎の文字」の正体、実は英語だった
私がコマンドを調べていておもしろいと思ったのがここ。
子どもが何気なく入力している give、weather、time、day、cat、survival などは、英語で使われる単語です。
たとえば /give @p diamond 1 なら、give=与える、diamond=ダイヤモンド。/weather clear なら、weather=天気、clear=晴れた状態にする、という具合。
もちろん、コマンドを使っているだけで英語が話せるようになるわけではありません。
でも、「晴れにしたいからclear」「ダイヤを出したいからgive」のように、やりたいことと英単語が結びつくのはおもしろいところだなと思います。
「勉強だから覚える」ではなく、「ゲームで使いたいから覚える」という順番なんですよね。

マルチプレイでは、コマンド以外にも英語が登場します。「Can I join you?」「Let’s build a house!」など、マイクラで使いやすい英語フレーズは別の記事で30個まとめています。
▶ マイクラで使える英語フレーズ30選|マルチプレイがもっと楽しくなる場面別まとめ
コマンドってプログラミングなの?
ここも、私が気になったところです。文字を入力してゲームを動かしているなら、「これってプログラミングなの?」と思いますよね。
コマンドを入力すること自体が、そのままプログラミングというわけではありません。
ただ、遊んでいる様子を見ると、
「やりたいことを決める」
↓
「命令を入力する」
↓
「結果を見る」
↓
「うまくいかなければ原因を考える」
↓
「直してもう一度試す」
という流れがあります。これは、プログラミングでも大切になる「命令する」「試す」「修正する」という考え方と似ています。
たとえば、「ネコを出したい!」と思ってコマンドを入力したのに出てこない。すると、「スペルが違う?」「入力する場所が違う?」「設定が違う?」と原因を探します。そして直して、もう一度実行する。
親からすると同じゲームをずっとしているように見えても、子どもの頭の中では小さな試行錯誤が繰り返されていることもあるんですよね。
コマンドが好きな子はプログラミングも楽しめる?
コマンドをおもしろがっている子なら、マイクラを使ったプログラミングを試してみるのもひとつです。
特に、
- コマンドを自分で調べる
- 「もっとこんなことできない?」と試す
- レッドストーンで仕掛けを作る
- 建築を効率化したがる
- 失敗しても何度もやり直す
こんな様子がある子なら、「ゲームを作る側」「動かす側」の体験を楽しめるかもしれません。
いきなり有料のプログラミング教室に申し込まなくても、まずは無料で試せる方法があります。
わが家でも実際にマイクラのプログラミングを試して、「無料でできること」と「サポートがあった方が進みやすいところ」をまとめました。
▶ マイクラのプログラミングは無料でどこまでできる?親子で試した3つの方法
マイクラで学べるオンライン教材「デジタネ」には、無料体験もあります。
\ マイクラ好きの「その先」を試してみる /
「チートの実行をON」って危なくない?
コマンドについて調べていると、親としてちょっとドキッとする言葉が出てきます。
「チートの実行をONにする」
「え、チートって大丈夫なの?」と思いますよね。
ここでいう「チート」は、外部から不正なツールを入れるという意味ではありません。マイクラに用意されている、ワールドの遊び方を変えるための設定です。
ただし、注意したいことがあります。
大切なワールドではいきなりONにしない
統合版では、チートを有効にすると実績の獲得に影響します。
- コマンドを試すなら、普段の大切なワールドとは別に「コマンド実験用ワールド」を作ると安心
- 子どもが長く育てているワールドなら、設定を変える前に「このワールドで変えて大丈夫?」と確認を
「これ何のコマンド?」と聞いてみるのもおもしろい
コマンドについて親が全部覚える必要はありません。
むしろ私は、「これ何のコマンド?」と子どもに聞いてみるのがおすすめです。
普段は親が教える側なのに、マイクラでは立場が逆。「これはテレポート!」「これを入れたら天気変えられるで!」なんて、得意げに説明してくれるかもしれません。
親がゲームを完璧に理解しなくても、「そんなことできるんだ」「どうやったの?」と興味を持つだけで、ゲームが親子の会話になることもあります。
「ゲームばっかり」と見えていた時間も、少し中をのぞいてみると、意外なことを考えているのかもしれません。
まとめ|マイクラの「謎の文字」は世界を動かす命令だった
マイクラで子どもが入力している /tp、/give、/weather といった謎の文字。
正体は、マイクラの世界を文字で動かす「コマンド」です。
コマンドを使うと、
- 時間や天気を変える
- 別の場所へ移動する
- アイテムを出す
- 生き物を呼び出す
- ゲームモードを変える
など、さまざまなことができます。
そしてよく見ると、そこにはtime、weather、give、catなどの英単語もたくさん。
さらに、「こうしたい」→「命令する」→「試す」→「直す」という試行錯誤もあります。
もちろん、マイクラをしているだけで英語やプログラミングが身につく、とまでは言えません。でも、子どもの「好き」の中に、英語やプログラミングに興味を持つ小さな入口が隠れていることはあります。
もしお子さんがコマンドを使っていたら、「それ、何のコマンド?」と一度聞いてみてください。思っていた以上に詳しく説明してくれるかもしれません。
マイクラ好きな子の「好き」をもう少し広げたい方は、こちらの記事もどうぞ。
▶ マイクラのプログラミングは無料でどこまでできる?親子で試した3つの方法
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